待ち合わせの場所でお互いを認識。
「あっ」
私が一言だけ発して
それから歩き出した。
数メートル歩いたところで私が立ち止まると、相手も止まった。
「お前、豚臭いわね。」
そう、今日の私は豚ハンター。
「豚なんかじゃありません(泣)」
そう否定する豚を、先ずは真っ昼間の酒場へ連れて行った。
私はつまみを食べ、豚には添えてある葉っぱを与えると
手を使わず食べている。
やっぱり豚だ!
その後、場所をホテルに移す。
入室して直ぐに、豚が手をついて謝ってきた。
「先ほどは、豚であることを隠していて申し訳ありませんでした」
そして、豚調教が始まった。
こいつは豚は豚でも、最下級の豚であることを望む豚。
だけど、私の周りの豚共は、どれも最下級になりたい豚ばかり。
豚共!
「最下級になる為の努力」
を怠ると、どんどん
「最上級の豚」
になってしまうわよっ!
今日調教した豚は、最下級の豚になれる素質はあると思うので、
「一流の最下級の豚」
に育つように飼育しなくちゃ。
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だけど、自分が豚だという認識が足りないみたいね。